【クレスチン(PSK)】

キノコ系植物性多糖類より製造された免疫治療医薬品の一つで、かわらたけの菌糸体より得られたもの。
医薬品のカテゴリーとしては抗腫瘍薬に分類されるが、キノコ系食品と同様にBRM(Biological Response Modifier:生体応答調整物質)の一つと考えられている。
HLAクラスI抗原(がん抗原)の発現を促進し、抗腫瘍免疫反応をより確実にすることが判明している。一方、抗腫瘍性の強いTh1関連サイトカイン(善玉サイトカイン)、中でもインターロイキン12(IL-12)、インターフェロン?(IFN-?)などの産生能も高めることが確認されている。以上の効果、臨床研究からリンパ球刺激性ならびにリンパ球調節性作用をもった医薬品と位置づけ、特にがん免疫ドックでHLAクラスI抗原(がん抗原)の発現不良と判定された場合にAHCC・D-12との併用で治療に活用されている。

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