ハナビラタケMH-3の構造と活性
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ハナビラタケMH-3の構造と活性
=INDEX=
 [T・ハナビラタケの注目度/ハナビラタケの歴史]
 [U・β-グルカンの種類とその研究の歴史]
 [V・ハナビラタケ由来のβ-グルカン]
 [W・ハナビラタケ由来のβ-(1→3)グルカン。その抗腫瘍作用。]
 [X・経口投与でも実証!]
 [VI・独自路線を歩みはじめたハナビラタケ]
 [ハナビラタケMH-3の軌跡]
 [質問(FAQ)
X・経口投与でも実証!

【抗がん剤の副作用の抑制
ガン治療に対し、頭を痛めるのが、抗がん剤治療における副作用である。癌も叩くが同時に健康な細胞もやられるため、患者の白血球が大幅に減少することが臨床家を悩ませている。治療のはずが、ややもすると症状を悪化させることにもなりかねないため、常に抗がん剤投与による副作用は問題視され、本来あってはいけないのだが、対策用の薬剤研究もなされてきている。

このような状況下でハナビラタケを少しでも早く医師・薬剤師・患者に紹介、提供すべく、ヒトへの応用も研究されてきた。
ヒトへの副作用対策の目的でマウスによる、抗がん剤投与による白血球減少を防ぐハナビラタケの効果を研究したのである。


《実 験》
マウスに抗がん剤=シクロフォスファミド(CY)を投与(6mg/マウス)すると、白血球は投与翌日から減少を始め、5〜6日目まで減少するが、7日目以降は免疫作用で白血球が増加しだす。そうして9日目まで増加するが、それ以降はまた減少して、コントロール群よりも白血球は低下した。(下図赤いライン)
それに対し、CY投与と同時に、ハナビラタケMH-3のβ(1→3)グルカン(冷アルカリ抽出)250μgを1回だけ腹腔内に投与した場合、CY投与群に比して5日目から白血球は増加を始め、8日目以降はコントロールに比べ白血球が大きく増加した。(下図オレンジのライン)

これで、ハナビラタケの持つ強力な免疫作用が証明された。


【経口投与による試験】
さて、このハナビラタケMH-3由来のβ-グルカンの効果は、元々ヒトが経口で飲んでも効果があるかどうか、というのが重要であった。

これまでに、抗がん剤とβ(1→3)グルカンを注射によって併用する実験は、発表されていきていたが、経口での試験は公表されていなかった。
そこで東京薬科大学では、ハナビラタケの経口投与が、CY投与による白血球数の変動にどう作用するかの研究を行ったのである。
あくまでもヒトに応用する必要から、β(1→3)グルカンの経口投与量は50〜200μg/マウスで行った。


《実 験》
・注射による実験と同様にCYを投与し、各量のβ(1→3)グルカンをマウスに連日経口投与をした。
・その結果、ハナビラタケMH-3のβ(1→3)グルカンは、経口投与においても白血球の増加を示した。
・この実験では、経口投与5日目より白血球数が増加をし、8日目をピークに下がりはじめた。
・またβ(1→3)グルカンを100μg経口投与した場合が一番効果があることもわかる。(下図赤いライン)

この結果から、ハナビラタケMH-3由来のβ(1→3)グルカンを経口投与で摂取しても効果があることが判明した。

β(1→3)グルカンでの白血球増加作用に関する報告は、世界で初めてである。この報告は、ハナビラタケの関係者はもちろんだが、β-グルカンの研究者やキノコ関係者にも大歓迎された。

こうして単に「昔から体に良いといわれている」といった表現しかされてこなかったキノコの一成分の効用が、数値として証明されたのである。

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